石綿(アスベスト)とは?
1563回目の赤坂建設ブログです。
前回からの続きとなります。
大気汚染防止法の改正
になる上で、大きな問題となった物質である
石綿(アスベスト)とは何なのか?を
まず、ご案内して参ります。
石綿(アスベスト)とは?
耐火、耐熱、防音等の性能に優れた天然の
鉱物であり、安価で購入しやすい事から一時。
多くの建築材料に使用されてきた建材で有ります。
但し。
その建材の粉末を吸引する事によって、肺がん等
の健康被害を引き起こす事が分かって来ました。
現在では、石綿を用いた建材等を製造、使用される
事が禁止されていますが
過去に使用されたものの多くは建築物等に残っている
事が多い様です。
以上、石綿(アスベスト)の解説でした。
では、石綿(アスベスト)の使用の歴史を見て行きましょう
昭和・・・・今や、懐かしい響きですね(*^^*)
昭和30年頃 建材としての使用が一般的に行われていました。
昭和50年 石綿を5%を超えて含有する吹付作業の原則禁止
昭和55年 石綿含有吹付ロックウールの使用終了
昭和62年11月 建築物耐火構造規定から吹付石綿を除外
平成7年1月 阪神、淡路大震災
平成7年4月 石綿を1%を超えて含有する吹付作業の原則禁止
平成16年10月 石綿を1%を超えて含有する主な建材、摩擦材及び
接着剤の新たな製造等の禁止
平成17年6月 石綿製造工場の周辺での石綿由来疫病発生事案
平成17年7月 石綿を1%を超えて含有する吹付作業の前面禁止
平成18年9月 石綿を1%を超えて含有するすべての物の製造、輸入
譲渡、提供、新たな使用の禁止
平成24年4月 石綿を1%を超えて含有するすべての物の製造、輸入
譲渡、提供、新たな使用の全面禁止
以上が石綿の使用と規制の歴史で有ります。
健康被害を与える悪い物質だと随分前に分かっていながら、その使用を
全面的にSTOPする為に、随分、長い期間を要したものだ。
と言うのが正直な印象です。
今回は調べる事は出来ませんでしたが、何故?完全に規制するまで
ここまで長い期間を要した訳を知りたいものです。
現在でも
古い建物に、石綿(アスベスト)が使われているのを見る事が
有ります。実際には、そのもの自体が健康害を及ぼす事は無いとは
思っているのですが。。。。
その建物(工作物)を
解体したり、改造・補修する際に飛び散る粉末が問題になって
来るわけですね。
上記の歴史を見て行くと
そんなに古くない建造物でも、石綿(アスベスト)が含まれて
いる可能性が有る様です。
それでは
その様な建物を解体、改造、補修する際に
今後、どうなって行くのか?
を次回のブログにてご案内させて頂きます。
今回のブログでは
大きな問題となった石綿(アスベスト)とは一体
何なのかをご案内させて頂きました。
今回のブログを終了させて頂きます
ありがとうございました。