住宅価格の仕組み☆
1427回目
北海道十勝の老舗工務店
創業109年目の赤坂建設
高山です。
住宅の価格についてのご案内です。
家づくりの計画中。
建物プラン(図面)が完成し
見積りをして貰いました。
その結果
価格が、予算をかなり上回っていたので
建物の面積を縮小し、再度見積もりを
して貰いましたが・・・。
坪60万位と聞いていたので
3坪位面積を縮小したので、180万位は
下ると思っていたんだけど・・・。
思ったほど、金額は下がらないな~??
と思うお客様も多いかもしれません。
では。これから
住宅価格の仕組みについて分かり易く
ご案内して参ります。
仮に35坪の家を32坪に縮小したとします。
確かに面積は3坪分減りました。
でも。
減らないモノが実は多いのです。
代表的なモノが
キッチン、お風呂、洗面化粧台、トイレ
ボイラー、玄関ドア、階段等ですよね。
面積を狭めたからと言って。
キッチンやお風呂はいらないです。
とはならないですよね。
居間、12帖⇒居間、10帖
にしたとします。
面積は減ったとしても、窓の大きさや
個数もあまり変化はないはず。
子供部屋を6帖⇒4.5帖にしても、きっと
窓の大きさや戸数はあまり変わらない
と思います。
つまり、坪60万とは?
完成した住宅価格を単純に坪で割った数字
仮に面積を3坪減らしても
180万金額が減る。と言う事は無い事の方が
多く有ります。
又
建て方においても金額は大きく違ってきます。
38坪2階建て
で予算が合わなかったので、35坪の平屋にしよう。
その場合、逆に
35坪の平屋住宅の方が金額的に高くなってしまう
事が圧倒的に多いと思います。
よく。
平屋は高い!
と言う事は、聞いた事があるお客様が多いとは
思うのですが、それは何故?
と言う事は意外と知らないお客様が多い様ですね。
こう考えると分かり易いかもしれません。
◇38坪総2階建ての場合の
基礎面積 19坪(2/38)1階19坪、2階19坪
屋根面積も19坪と同じ考え方ですね
◇平屋35坪の場合
基礎面積 35坪(1/35)1階35坪
屋根面積も35坪と同じ考え方ですね
建物価格の中で大きな割合を示す
基礎工事代金、屋根工事代金にとても大きな
違いが生じる訳ですね。
その他も様々な事も有るのですが
の要因が平屋は高い!と言われる理由です。
以上の話題を書いて行くと、まだまだ
書きたい事は沢山出てくるのですが・・・・。
纏めに入ります。
家の価格を知る上で、とても大切な事は
・坪単価にて、家の価格を判断しない事
・注文住宅の場合、打合せの上、完成したプランを
小さくしても、あまり価格が下がらない事。
・その為
予算の事(住宅ローン)の事は、建築計画と共に
住宅屋さんと時間を掛けて、よく相談しておきましょう
私(高山)の私見
昨今、家づくりをするお客様
あまり時間を掛けずに家づくりをされている様に感じます。
様々な事情も有るかとは思いますが
家づくりの成功の為には、十分に時間を掛けた打合せが
必要では?
もしかしたら。失敗した・・・・。
思っている方は、もう少し話をしておけば良かった
と思っている人が多いのでは?
とも感じる、今日、この頃の私見でした。
現在の帯広事務所
沢山の🌺🌻に囲まれています。
以上
本日のブログを終了させて頂きます。
ありがとうございました。