測定☆彡
2×4住宅
長距離移動の多い高山です。
昨日
今週末にお引渡しをさせて頂く
気密測定を行いました。
その時の様子です。
検査は仲間である十勝ツーバイフォー協会会員の方が
やってくれています。
眺めているのは私です。
さて。
気密測定って何を検査しているの?ですが。
完成した住宅の隙間相当を計測する検査です。
(参考文)HP参照
気密性能は、断熱性能と並んで最近よく耳にする言葉に
なってきました。
その気密性能とは、
家の隙間の小ささを表す性能
のことです。
気密測定の詳細は以下の文章を
日本では、この気密性能をC値という数値で表わします。
このC値ですが、〇cm2/m2と表わし、
家の床面積に対して、どのくらいの隙間があるのかを
知ることができます。
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ちなみに、平成11年の次世代省エネ基準を見てみると、
断熱地域区分 | 気密性能(C値) |
Ⅰ・Ⅱ地域 | 2.0cm2/m2 |
Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ地域 | 5.0cm2/m2 |
となっています。
これは、JISでも定められた測定方法があり、
その測定によって隙間の大きさを出すことが出来ます。
ハウスメーカーがホームページなどで紹介する数値は、
実験棟での数値だったりしますが、
気密を高めようとしっかりと管理された中で建てる家と
実際のお客様の家とでは数値が変わることは容易に想像がつくでしょう。
参考分終了
ちなみにこの家のC値(気密性能)上記の基準値をはるかに下回る
性能数値が出ました。
ここからがとても大切な事です。
では、気密の良い住宅とはお客様のどういったメリットがあるのでしょうか?
・正直、お客様にとっては大工さんが良い仕事をしているのか?どうかって
なかなか分りませんよね。大工さんがしっかりとした仕事をしてくれた。という
判断基準になるのも、測定結果がどうなのか?そういった判断の出来るもの
だと思っています。
・当たり前の事ですが、隙間がないほど、暖房燃料にお金を多く掛けることなく
暖かい生活が出来ますね。
外からの寒さを防ぐだけではなく、家の中で温めた空気を外に逃さない効果も
あります。よく昔の家には冬場、屋根に大きな氷柱(ツララ)が出来ていました。
氷柱の出来る訳は、冬場家の中で温めた空気が断熱・気密が悪い為、屋根に
伝わり、屋根の上に載っている雪を溶かしてしまった為です。
ある面、その頃は、相当量の暖房の無駄遣いをしてきた訳ですね。
つまり、気密性能の高い住宅とは
今現在、世界中で大きな問題を起こしている、地球温暖化に
対してもプラスの影響のあるものだと思っています。
いい家を創ると言う事は
お客様個人の幸せ、企業に永続、そして社会にも貢献にも繋がるものなのですね。
そんな事を考えながら・・・
帯広に戻って来た今からも、今日一日頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
ありがとうございました。