キミ伊藤氏☆
十勝2✖4住宅
赤坂建設 http://aksk.co.jp
高山です。
昨日。
今年2月のカナダ研修にてお世話になりました
現在もカナダバンクーバーで大活躍をされている
伊藤公久氏(キミ伊藤氏)が帯広に来てくださりセミナーが
行われました。
まず。セミナーが終了して感じた事。
今回は、十勝2✖4協会http://www.tokachi2-4.com/member/
メンバーが多く参加したのですが、十勝の住宅建築業界に関わる
多くの人達に聞いて頂きたいと思う位、深い学びを頂けたセミナー
でした。
では。セミナーの中身をほんの少しだけ
ご紹介させて頂いますね。
セミナーテーマは。
『巨大地震から守る家創り&ネットゼロエナジーハウス』
つい先日、大阪にて大きな地震が発生し、多くの方が被害に遭われました。
このブログを通じて、心からのお見舞いを申し上げると共に・・。
特にこの時期に、この勉強、自然と身が入ります。
先生曰く、家の本来の目的とは?
命を守るものでなくてはならない。
その為に
安全な暮らし、健康な暮らしが必要で有り
それが備わって
初めて、顧客の安心へと繋がる。
。。。。
この事は、世界広しと言えど、全世界共通の目的である。
特に日本は
地震も多く、台風、地域によっては大雨、大量降雪
最も住宅文化においては過酷な地での家創り。
今も、そしてこれからもノンストップで学んで行く事が求められる。
それでなければ、いいい家創りをする事は出来ない。
上記、セミナー当初のお話。
何か、ストーンと心の中に落ちてきたお話でした。
納得とは、こういう事なのでしょうね。
その後、現在のカナダとの日本の家創りの違い
木の持つ、特性、現在、具体的にはどのような課題が有り、今後
どのようにして、その課題を解決して行くか?
等のお話、高い関心が持って聞かせて頂きました。
今後、頂いた具体的なお話を、再度、命を守る家創りと言う観点にて
我々の実践へと繋げて行きたいと強く感じた前半のセミナーでした。
そして、セミナー後半。
ネットゼロエナジーハウスのお話。
現在、カナダでは
ネットゼロレディー住宅
(いつでもネットゼロに対応できます)
と言う考え方が主流になってきているそうです。
何故?そういった考え方になって来たのか?
。。。
一般住宅とネットゼロ住宅
当初掛かる、イニシャルコスト(建築する為に掛かる費用)
伊藤氏の試算では。
ネットゼロ住宅が一般住宅の約3倍。。。
地球環境に良い事は解っていても・・・ランニングコスト(特に光熱費等)
が抑えられるにしても、その損益分岐点が20~30年とした場合。
当初、3倍もの価格を顧客は容認出来るか?・・・・・。
皆さんも、ご想像の通り、難しい事だと思います。
その考えから、ネットゼロレディーと言う考え方がカナダでは生まれて来たと
言います。・・・・では日本はどうなのでしょう?
国のこれからの舵取りを、しっかりと見て行きたいと思いました。
又、真のネットゼロ住宅を創っていく上での一番の懸念。
それは『教育』である。
その教育とは、我々の様な立場の者だけでなく、建築の末端まで行き届いた
教育。・・・・・末端とは、実際に現場作業をしてくれている職人さん達。
に教育が行き届いて、初めて。ネットゼロ住宅が。
実現されていく。・・・・正直。難しいかもと感じた内容でした。
最後に、最後にある方???の言葉を持ってセミナーが修了しました。
私達は先祖から地球を相続しているのではなく、私達は地球を子供達から借りて
いるのです。
とても深い言葉を感じると共に、全世界の皆が、こういった思いを持つ事が出来れ
ばいいですね。
最後に、伊藤公久氏に心から感謝を込めて、本日のブログを終了させて頂きます。
ありがとうございました。