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もったいない

ツーバイフォー住宅

赤坂建設 高山です。

『もったいない』

とても印象に残っている事であり、教えです。

前回ご案内させて頂いた通り・・・

すでに無くなってしまった企業のTOPの言葉ですが・・・。

その言葉の中には、とっても深い意味がある事を

学ばさせて頂きました。

その時の事を少しだけご紹介させて下さい。

家の寿命は何年?ですか?

この家は何年持ちますか?

以前はお客様からよく聞かれた質問です。

最近では

長期優良住宅が主流となり・・・

快適で長持ちする家を建てる事が住宅屋さんにとって

とても大切な仕事となっていますね。

昔、北海道の家は単に暖かさだけを追求した結果・・・

家の腐れが早く進み、家自体がわずか十数年で駄目になったりする時代でした。

その時

見せて貰った、家の柱

その柱を見て

いいかい?この柱を1本の木から取るためには

木は何年の成長が必要だと思う?

柱に入っている年輪の数を数えてごらん?

30本以上はありますね。・・・

そうだよ・・・人とは、30年以上も掛かって育ってきた木を、わずか十数年で

駄目にしてしまっている。

本当に『もったいない』事をしている。

何十年もの期間を掛けて育ってきた木。

その木を使って、それ以上の快適な暮らしを、そこに住む人に提供して行く事が

北海道の住宅屋にとっての使命!

そして、木を少しでも有意義に使用する為に・・・

木のゴミを出さない。

加工した木の削りカスは、ゴミとして処分してしまう事が多いけど・・・

それを活用するために、その会社には大きな工場がありました。

その工場の動力源は、その木のカスを燃やしたエネルギーによるものだった

と記憶しています。

これも、木を無駄にしては『もったいない』という精神から来ているものだったので

しょう。

この場では書ききれませんが、その『もったいない』という精神からの数々の

創意工夫は、その他にも沢山のところから感じさせて頂く事がありました。

そんな教えを当時のY会長から教わりました。

本当に、北海道の事、北海道の住宅の事を考えに考え抜いている経営者である

事をとても強く感じさせて頂いた体験でした。

ただ、その一時、北海道を代表した会社も今や存在しません。ショック!

その他にも、今まで、本当に沢山の住宅建築会社がなくなってきています。

そんな素晴らしい考え方の経営者がいたとしても、会社がなくなってしまう。

なくなる会社とか、急激に衰退してしまう会社・・・・正直、今まで本当に沢山見て

参りました。

実は、あくまで私的に見て、そういった会社にはある共通点が存在します。

その共通点とは?

を次回お送りさせて頂きます。